手刻みと建て方
投稿日:2020.11.13 | コメントをどうぞ
既存住宅に茶の湯空間を作る計画。
オーナー様とどのような茶事をおこなっていくか等、じっくり打合せし、計画しました。
その計画を図面化し、いよいよ工事着工です。
茶の湯空間を構成する部材は大工職人が手刻みで加工。
熟練した職人さんの匠技により、部材が出来上がっていきます。
部材に墨をうって、仕口部分を削っていきます。
部材を接合し、丸材同士が隙間なく綺麗に納まるまで少しずつ削る繊細な作業。
〈手刻み後の部材〉
後日、加工後の部材を現場に搬入します。増築部分の建て方を行い、屋根を葺きます。
〈土庇〉
〈軒天 見上げ〉
〈土庇の沓石〉
〈鼻先部分〉
繊細で軽やかな庇ができあがりました。
美しい茶の湯空間が仕上がるよう、職人さん達と尽力していきます!