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不燃木材 打合せ

投稿日:2021.07.02 | コメントをどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただいまビジネスホテルの改修計画にて、木材をふんだんに使ったプランを計画中です。

 

 

 

しかし、ホテルの場合、延焼を防ぐために一般的な木材は内装材として使用できません。

 

 

 

そこで不燃化した木材の使用を検討することにしました!

 

 

 

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北部九州で唯一、木材の不燃化処理をおこなっている「中村ツキ板」さん。

 

 

 

不燃木材の打合せ、不燃処理後の質感の確認等も兼ね、大川市にある「中村ツキ板」さんの事務所兼工場へ行ってきました。

 

 

 

ありがたいことに木材の不燃処理の作業工程も見学させていただきました。

 

 

 

簡単にご紹介します。

 

 

 

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写真:真空加圧含侵装置

 

 

 

不燃木材は乾燥後の杉・桧材に薬剤を含侵して製造します。

 

 

 

手前の横長の釜のなかに不燃処理を施す木材を入れます。

 

 

 

写真右奥のタンクのなかには薬剤が溜まっており、釜のなかの圧力を調整することで、

 

 

 

タンクに入っていた薬剤を木材に含侵させます。

 

 

 

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写真:遠赤低温乾燥機

 

 

 

次に薬剤で処理した木材を乾燥機のなかで乾燥させます。

 

 

 

その後、加工、塗装等を施し、燃焼テストを通過したものが不燃材として認定された木材となります。

 

 

 

 

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写真:不燃処理後の木材

 

 

 

不燃処理後の桧材を見せてもらいましたが、一般的な桧材と変わらない綺麗な仕上がりに感じました。

 

 

 

工場内の見学の後、不燃木材の特徴や使用時の注意点、製造~現場搬入までの流れを確認し、大変有意義な打合せとなりました。

 

 

 

 

 

 

その後、染色木材という製品についても、ご説明していただきました。

 

 

 

先程ご紹介した含侵装置を使って、染料を木材に含侵させ染め上げていきます。

 

 

 

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染料が内部まで充填されており、小口も綺麗に染まっています。

 

 

 

 

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こちらのシートは、染色後の木材を積層させ、それを薄くスライスして制作したもの。圧巻の綺麗さです!

 

 

 

木材内部まで色が浸透しているため、スライスしても綺麗に染まっています。

 

 

 

内部まで染まっている特性は色々な活用法がありそうです!

 

 

 

 

 

 

 

燃えにくい木材や内部まで染まった木材、加工した木材の新たな一面を見つけれた一日でした♪

 

 

 

打合せ内容を持ち帰り、より良いプランを検討していきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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